メタボリックシンドロームと胃がん
メタボリックシンドロームと胃がんの関係
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になると、動脈硬化や糖尿病だけでなく、胃がんのリスクも高まることが、東大腫瘍(しゅよう)外科の北山丈二講師らの研究でわかりました。これは逆にメタボリックシンドロームの解消が、胃がん予防や胃がん再発防止にもつながる可能性を示すことでもある。メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドロームは ・血圧130/85mmHg以上 ・空腹時血糖110mHg/dl以上 ・中性脂肪値150mg/dl以上 またはHDLコレステロール40mg/dl未満 上記二つに合致し、ウエスト周径が男性85cm以上、女性90cm以上で「内臓脂肪型肥満」、メタボリックシンドロームと診断されます。胃がん:とは
胃がんの原因についてはまだ解明されていません。血縁に胃がんの方がいる場合は、特に十分な注意が必要です。いないからといって安心でもありません。慢性の刺激も誘因の1つと考えられます。 最近では、胃がんにピロリ菌が関係しているのではともいわれています。がんはまず胃の粘膜から発生し、上下左右に広がり血管やリンパ管または胃の壁の外側へ進んでいき、ついには体全体に転移を起こします。最後には栄養源である宿主(人間)まで死に至らしめます。それが胃ガンなのです。メタボリックシンドロームと胃がんの関係を明らかにした、北山講師らの研究は、脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」ホルモンに着目。脂肪の燃焼を助ける働きをしますが、メタボリックシンドロームでは、分泌量が減少、血中濃度が下がります。 このアディポネクチンに強力な抗がん作用があり、人の胃がん細胞を移植したマウスにホルモンを投与すると、腫瘍が9割減少したとの事です。
【読売新聞】